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中央丘クレータの高度プロファイル (1/2)
Updated : 2008.03.04
Observation date : 2008.01.12, 26
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レーザ高度計 (LALT) で取得した"中央丘"クレータの高度プロファイルの一例をご紹介します。図は2008年1月12日と26日 (UT)、「かぐや」がテオフィルスクレータ (Theophilus : 南緯11.4度/東経26.4度) の上空を通過したときにLALTで取得した高度データです。高度は月重心を原点に取った半径1737.4kmの球面を基準にしています。

テオフィルスは、月面表側の東南部、神酒の海の西海岸を取り囲む3つのクレータ (カタリナ、キリルス、テオフィルス) の最北端に位置し、周壁の一部がキリルスの一部を侵食しています。直径は約100kmあり、有名なコペルニクスやティコと並ぶ雄大さで知られています。周壁の高さは北側で約2,000m、周壁からクレータ底部までの深さは約5,000m、中央丘のクレータ底部からの高さは約2,000mであることがわかります。

大きなクレータでは、形成時に衝撃波のリバウンドに伴って深い場所の物質が持ち上げられて"中央丘"が形成されます。"中央丘"クレータとは、(1) 中央丘を持つ他、(2) 内部に比較的平坦な部分を持ち、(3) 周壁内部が階段状にずり落ちたようなテラス構造を持つものをいいます。月では直径約40km以上百数十kmまでのクレータはほとんどこの型であり、表側で約50個が知られています。中央丘には地殻下部やマントルの物質が露出している可能性が高く、月の内部を観察できる「窓」として、「かぐや」でも重要な観測ターゲットとなっています。

※中央丘を強調するcolor barにしています。

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