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初期観測データ -太陽風-
Updated : 2008.04.16
Observation date : 2007.12.14
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プラズマ観測装置 (PACE) は4つのセンサーで構成されており、月の周りをとりまいて存在する電子やイオンの分布を計測します。これらについて調べることにより、月周辺のプラズマ環境および月表面についての情報を得る事ができます。

月周辺には太陽から放出される太陽風、地球磁気圏を起源とするプラズマ、そして月表面を起源とするプラズマが存在します。このうち、月表面を起源とするイオンを計測することで、月表面物質の探査ができると期待されています。また、月に向かって飛んでくる電子と月からやってくる電子の分布を比較すると、月表面の磁気異常の存在が分かります。PACEは初めて、高度100kmにおけるこの月のイオン分析を高い精度で行います。

図はPACEの初期チェックアウトの観測結果です (右図は左図の拡大)。高度100kmにおいて観測された太陽風イオンのカウント値 (PACE/IEA-Sによる観測) を表しており、赤色の部分はより多くのイオンが検出されたことを表しています。これだけのデータでは、太陽風が月によってどのように影響を受けているかについてはっきりとしたことはまだ言えませんが、今後観測を重ねデータを詳しく解析することで、月周辺のどこにどのような種類のイオンがどれくらい分布しているかを明らかにすることができます。

また、LMAGのデータを利用しながら電子の観測を行うことで、月の表面の磁気異常についての理解も進むと考えられています。このようにイオン分布や磁気異常を調べることで、月周辺のプラズマ環境の解明に大きな役割を果たすことが期待されます。

当該のデータ処理は、PACE 機器チームが実施しました。

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