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月の夜側のプラズマの様子
Updated : 2009.08.05
Observation date : 2008.04.03

MAP-PACE(プラズマ観測装置)およびMAP-LMAG(磁場観測装置)によって、月の夜側のプラズマの様子が明らかになってきました。

PACEを構成するIMA(主に月面方向から飛来するイオンを観測)によって得られたデータから、太陽風の水素原子核が月の夜側へと大量に侵入することが発見されました。また、その侵入の際に、太陽風の磁場の向きに応じて、片方の半球では水素原子核が加速され、もう片方の半球では減速されることが明らかになりました。

過去の研究では、太陽風の水素原子核は「かぐや」の月周回軌道付近には侵入せず、月から10000 km程度離れた夜側で磁場に沿って流入すると考えられていました。これに対して、今回発見された水素原子核の流入は、磁場に対して垂直な方向の運動によるものです。月の夜側のプラズマ環境の決定には、電子だけでなく水素原子核も重要な働きをしている可能性があることが分かりました。

以上の結果は、Geophysical Research Lettersにて誌上発表しました。
(Nishino et al., GRL, published on 24 Jun. 2009)

当該のデータ処理は、PACE機器チームとLMAG機器チームが実施しました。

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