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月裏側クレータ中央丘の岩相に関する発見 2
Updated : 2009.07.08
Observation date :
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(2)月裏側のツィオルコフスキークレータ中央丘の岩相の解明

かんらん石という鉱物は月深部で生成された可能性があるため、その分布等を調べることは「かぐや」においても重要な課題となっています。月表側にあるコペルニクスクレータの中央丘では、これまでの研究からかんらん石が露出しているとされており、SPの観測結果においても、1.05μmに極小値を持つ典型的なかんらん石のスペクトルが見られました。(図右の青線)

これに対して、ツィオルコフスキークレータ(図左:上)の中央丘付近(図左:下)をSPで観測した結果、その反射率は、0.9μm > 0.95μm > 1μm(右下がり)となってはいますが、1μmより長波長側において、かんらん石の特徴である1.05μmに極小値を持つものはなく、0.97μmと1.29μmに極小値が見られました。前者は輝石、後者は斜長石の吸収の中心波長に相当します。従ってこの地域には、かんらん石ではなく、斜長石と輝石の混合物が分布していると考えられます。

このことにより、これまでの研究で「かんらん石が露出している」とされたクレータにおいても、SPが取得したデータによる再調査が必要と考えられます。

※こちらの解説記事もご覧下さい。

当該のデータ処理は、LISM/SP 機器チームが実施しました。

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