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モスクワの海(1/3)
Updated : 2009.01.30
Observation date : 2008.01.17
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本内容は、11月6日(米国時間)発行の米科学雑誌「サイエンス」(オンライン版)に掲載された論文「Long-lived Volcanism on the Lunar Farside Revealed by SELENE Terrain Camera」に関するものです。

この論文では、かぐや搭載の10m分解能の地形カメラによって得られた画像データをもとに、クレータ年代学手法(※1)により、これまで十分な研究がなされていなかった月の裏側の海(モスクワの海など)の形成年代を調べた結果、月の裏側においては、マグマの噴出活動が25億年前までと、長く存在していたことを明らかにしました。

これまでの月の裏側の観測データは殆ど、直径1kmより大きなクレータしか正確に大きさがわからないような分解能で、それら観測データから推定されていたモスクワの海の年代は、30数億年前というものでした。しかし、より高分解能な「かぐや」の地形カメラのデータによって、直径1kmより小さなクレータまで詳細に調べることができるようになり、観測データを解析した結果(結果のグラフはこちら)、東側の地域(拡大図B)で、クレータの数密度が小さいことから、更に若く約25億年前に出来たということが新たに推定できました。

※1 表面のクレータの個数密度からその場所の形成年代を推定する手法。クレータの個数密度が高いほど、その場所は古いとするもの。

※2 地形カメラの観測機器チーム主研究者:JAXA宇宙科学研究本部 固体惑星科学研究系 助教  春山 純一

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