佐賀県武雄市の宇宙科学館に行ってきました。
九州だから少しは暖かいかなと思いきや、関東と変わらず寒かったです。

12月15日から来年の2月17日まで「月～４５億年の絆～」と題して過去・現在・未来の月と人のかかわりを知るイベントを開催しており、「かぐや」も現在の代表として展示やHDTVの映像上映・講演等の参加をしています。
入り口を入るとすぐに「かぐや」の実寸大の垂幕が皆様をお迎えし、展示コーナーでも1/10模型や打上げたロケットに貼られていたミッションマークの予備品の展示などを丁寧に展示していただき科学館でも力を入れてくださっていることを実感いたしました。
また、「かぐや」以外にも過去の月に係わる貴重な展示や、わかりやすい説明パネル等によりもっと身近に月を感じられるコーナーになっています。

イベント初日には、月の模擬砂（シミュラント）で陶芸をされている佐藤百合子さんによる講演があり、子供たちにもわかりやすく、昔は色を宝石や銅などから作られているなど、科学とアートの関係を改めて知ることができたと思います。来場していた高校生が熱心にメモをとったり、子供たちが真剣に耳を傾けている姿がみられました。もちろん、特設展示コーナーで月焼きの器の展示もあり、実際手にとることもできます。月焼きに使用している月の模擬砂（シミュラント）と日本の砂を比べた砂時計も「かぐや」から提供していますので、是非砂の落ち具合を比較してほしいものです。どうなるかは実際に動かしてみてくださいね。

この宇宙科学館は、-20℃を体験したり、宇宙コーナーでムーンウォークが体験できたり、佐賀の自然に触れてみたりと、とにかく体で感じることができる科学館です。
説明をしてくれる方もたくさんおりますので、この冬休みには是非ご家族で「かぐや」の展示をみたり、いろいろな科学の体験をしてください。きっと大人でも楽しめること間違いない科学館です。